ばきゅん。
あ、
射抜かれました。
なんだろう。
シャンデリアの光がより魅力を引き立たせていて、異世界から舞い降りた天使みたい。
こんなの直視したら気絶する。
思いっきり顔を背けたら、有泉さんはフハッと笑った。
「疑問形なんだ」
「信じられないので……」
「本心だけど?」
「うそだあ」
そうこう言っている間に運ばれてくるお料理たち。
もう見た目から最高に美味しそうで、数ヶ月先まで予約が埋まっていることも納得。
「マナーとか気にしなくていいよ。俺も気にしないから」
「いいんですか?」
「二人しかいないからね。食べることに集中してよ」
学校で叩き込まれたテーブルマナー。
きっと今こそが発揮する絶好のタイミングなんだろうけど、お言葉に甘えた。
最低限のお作法だけ気をつけて、お料理にナイフを入れると口に運ぶ。



