恋を隠して、バレないで




本当にディナーに来てしまった。
それも天下の有泉飛鳥さまと。



……夢かな?

夢だよね。

そうか夢か。


だってろくにお話もした事の無い、高嶺の花どころか神様みたいな有泉さんとディナーに行くって夢じゃん。

信じられない。




「意外と慣れてるね」




横顔を凝視して固まっていた私は、有泉さんの言葉に上手く反応できなくて「えっ、は、慣れてる?」と挙動不審になる。



「うん。初めてとは思えない程には周りの雰囲気に馴染めてるし、臆することなく前向いて歩けてるし凄いよ」



有泉さんはキレイな無表情で、
私のことを褒めてくれた。これはどうゆう心持ちで受け止めたらいいんだろうか。




「ありがとうございます……?」




素直に受け取ることにして、有泉さんの方に視線をあげると、パチッと目が合った。