恋を隠して、バレないで







また来てしまった高級ホテル。


事前に少し調べた感じ、ここのホテルレストランはものすごぉぉおく人気で数ヶ月先まで予約が埋まってるとか。

なるほどね、理解。




先に降りた有泉さんに続いて、片足を地面につけるとスっと差し出される手のひら。



……




有泉さんには『普通だから慣れて』なんて言われてしまったしね……。


なるべく自然に、そのまま有泉さんの手に自分の手を乗せる。


これが俗に言う、エスコートか。
一生されないと思っていたのに、なんだか考え深いね。




引っ張られるままに車内から出て、豪華なロビーへと足を踏み入れた瞬間。



一瞬にして全ての視線がこちらへと向いたのがわかった。ビクン!と心臓跳ねる。




うわぁあーーこれが有泉さんの世界!!





「大丈夫?」

「すみません……ちょっとびっくりしただけです」