私はドキドキしながら手を引かれて高級車の中へと入る。
そして、隣へと座る美しい王子さま。
うぅ、もう好き。
ハニートラップとかもう知らない。
こんなにかっこいい人が仕掛けてきて避けられるはずないもん。
本当のところは麗しきお姿をガン見して、心に刻みたいけど直視しすぎて目が痛い。
そして、なんか有泉さんが恐ろしくなった。
だって、私は今日。
息するだけで世界中の女性をトリコにしそうな程のイケメンの隣に並ばないといけない。
眼福通り越して地獄では??
流れていく景色を車内から眺める。
どんどん光が増えて明るくなる街と違って、私の心は不安でくもっていった。



