恋を隠して、バレないで






「先生に呼ばれたんでしょ?」

「え、なんで…」

「俺も」




意味がわからなくて目を瞬かせる。

すると有泉さん、目の前の扉をガラッとなんの躊躇もなく開け放った。




「入ろう」

「入るって……有泉さんとですか!?」

「他誰がいるの?」




確かにこの場には有泉さんと私の二人しかいないが、なぜ有泉さんも入るのか意味わからない。


昨日のあれと有泉さんになんの関係が??





「会場、うちの系列ホテルだから」

「……え」

「一応ホテル側の人間って名目。学園側とホテル側の両方で話すらしいから」




……聞いてません。

私としたことが、てっきり担任の先生とだけ話してすぐに帰宅できると思っていた。

どうやら違ったらしい。