恋を隠して、バレないで


……いや、なんで!?





「っ……そんな、受け取れません!!」

「そう仰らないで、どうか!」





むりむりむりむり!!!

こんなお高いものを契約無しでぽんと受け取れるほど肝は座っていないから!


思わずたじろいで、後ろ足をずっと引いて距離を取ろうとした瞬間。




「穂乃果ーーー!!生きていてよかった!!」

「っ、志保!!」




後ろから志保が飛びかかってきた。

そこで今行われていた取り引きを見て、色々察したらしい。急に真面目な顔になる。





「穂乃果。こうゆうのは断る方が失礼なの。相手の善意をぽいと捨てちゃダメなの」

「そ、そうですか」

「そうです!」





こうやって、志保の後押しあって
私は七都美胡さまから高級ドレスを受け取った。