恋を隠して、バレないで






そして学校当日。


私が学校の門に現れた瞬間。
一斉にみんなが振り返るから、思わず動きを止める。


……なんだこれ?
これは、私の動向を気にしている?



別にどうもしないけどな?
普通に自分の教室に向かうだけだよ?




頭にはてなマークを浮かべながら足を進め、自分の教室の前に立った時、時が止まったかと思った。






「瀬名さま!昨日はなんとお詫びしたら!!」






昨日の女の人がいる。
それも手に大荷物を抱えて。






「えっ〜と?」

「わたくし、二年A組の七都 美胡(ナナト ミコ)と申します。昨日のことを再度謝りたくて……」




「申し訳ございませんでした」 そう言われて渡されたのは思った以上にずっしりとした重みのもの。



な、ナニコレェ?
お詫びの品ってお菓子とかではなくて?




「あの、これは?」

「我が家が経営するドレスブランドの新作のドレスでございます。汚してしまったお召し物には到底及びませんが、どうか受け取ってください」