恋を隠して、バレないで



ほんと目を見張るほどの数。
安否の連絡を入れるとこれまた怒涛のメッセージ。


志保には特に心配をかけてしまった。
会った時にしっかり話そう。




「……」




スマホを片手にぼんやり考える。

結局あの男の人は何者だったのだろう。


綾華南学園に通っていることは間違いない。


……でも私はあんなに心奪われる人を学校で見たことがない。





「……なんだったんだろう」




あれは芸術品。

一瞬見ただけで心奪われる、綺麗なバラの花束でも見る感覚になった。



うん、神様だったかな。



ぼんやりと記憶に新しい彼を一生懸命思い出していると眠くなってきた。

そして私はそのまま目を閉じた。