「……」 「……」 え……? 雷に打たれた? 脳天からつま先まで痺れて固まる私。 目に入ったのは、こちらを観察するような鋭い瞳とそれを囲う長いまつ毛。 瞳と視線がぶつかるが、視線の逸らし方を忘れてしまった。 感じたことない衝撃にさっきまで鳴り響いていた自分の心臓の音すら聞こえない。 「……」 「ね、あんた。なにがあったの?」 「綾華南の人だよね?」 どうしましょう。 なんだかスローモーションみたいに見える。