こっち向いてよ、千歳くん。


普段が無気力な性格の千歳くんだけど、スポーツになると覚醒している。



そして。


そのまま高くジャンプして。




―――ガゴンッ。




千歳くんは自身の高い身長を生かしてダンクを決めた。




「「「きゃあああああ!!」」」



部見学の日と同じように、黄色い声が上がった。




わ、かっこいい……!


私は自然と笑顔になった。



千歳くんは無邪気に笑って、チームメイトとハイタッチをしていた。




あ。これもだ。


初めて見る、千歳くんの表情。




小さい子供のような、純粋な笑顔。


やっぱり、千歳くんの知らないところが私はまだまだたくさんあるみたいだ。