こっち向いてよ、千歳くん。


―――校門へ向かう途中。



ドン、ドン、と、ボールが跳ねる音がした。


音がする方向に目を向けると、その先には体育館が。



体育館ではなんの部活動が活動してるんだろ?


バスケ部とかかな?



そう考えていると、私の足は自然と体育館の方へ向かっていた。



2つ歳の離れたお兄ちゃんはバスケ部。


だから、私は普段からバスケの大会などの試合観戦も行く。



お兄ちゃんとは仲良しだからね、私!




それに―――バスケには、なぜか昔から興味があった。



特に、バスケの経験もないんだけどなあ。