ひとの話はわりと正しい

        

「大人の話って、ほとんど正しいですよね!」

「ウン、分かる分かる!」

        (二十五歳ごろ、職場のアラ婚女性とのおしゃべりの中で)


 

 大人のやることも、かなり間違えている。
 だけど、大人の言うことはおおむね正しい。

 ほとんどの大人はそれなりに正しい価値基準を持っていると思う。
 子供のころよりも断然正しい。


 正しいことをするかどうかはまた別の事だけどね!

 自分の間違いを正当化するために、すごいことを言い出す人もいると思う(出会ったことはない)

 人はみな、自分の事を棚に上げていろいろな事を説教したり、アドバイスしたり、慰めたり、出来もしない理想を掲げたりするものだ。
 だけれど、それらの話はそこそこ正しいような気がする(人は正論を語る誘惑に勝てないと思う)。

 

 妹がある日巻きずしを食べながら憤慨していた。
 職場で巻きずしにマヨネーズを付けて食べていると、ひじょうにぽっちゃりした同僚から『ええ~~~ッ巻きずしにマヨネーズ? いくら私でもそれは無いわぁ~~ありえな~い』と言われたそうだ。
 

「あいつにだけは言われたくないわ!」


 そう言って妹は猛り狂っていた。
 妹もある程度ウェイト感があり、要ダイエット隊だ。
 妹は、おそらくその同僚が単純に嫌いだったのだろうと思う。

 だけれども、ただでさえ甘さぎっしりで、ちょっとしたお菓子並みに砂糖の入った巻きずしに更にマヨネーズまでつけて食べるのは、明らかに悪習慣だ。


 その人がどうであろうと、正しい話は正しいのだ。


 発言者によってその言葉は重くなったり軽くなったりする。


 正しいことをやたらにいう人は逆にうんざりさせられますが【正しいことばかり言わないでほしい】という話は、超ロンググチになってしまうので、割・悪!(造語)