自覚がない

今日一日、自動ドアが反応しなかった。大学の後輩でサークル仲間でもあるBが「先輩、体半分透けてますもんね」と軽口を叩く。別れ際、すっかり日が暮れた駅前でBと立ち話をしていると、同じ学部で同期のCと遭遇。CはBの顔を見るなり、ひどく怪訝そうな表情で「おまえ、誰と話してるんだ?」「誰って、A先輩ですよ」「ふざけるのも大概にしろ」「どういう意味ですか?」「Aなら今朝、原付で事故って意識不明の重体だよ」