鮫風家が統治する国「鮫風国家」という城壁に囲まれた島にて、2人の姉妹が雪国から帰ってきた。
その2人の帰還を聞いて翌日輪廻とその家臣たちが集まる玉座の間の中央に座る。
「よく無事に任務から帰ってきましたね。鮫風璃珈、麗羅。疲れて休息を取りたいところごめんなさいね。でもこれは急ぎです。鮫風璃珈、あなたを次期当主として正式に任命します!そして二里先の城と城下町を貴方に任せます。」
その任命自体は鮫風璃珈は知っていた。むしろ公にはされてない時から輪廻様に「次期当主として期待してますわよ?」と言われ続けていた。
麗羅お姉様も黙っているが、内心輪廻様には怒りがある。、昨日私と麗羅お姉様、そして妹の璃珈名とともに雪国が戦を開始したとして、「調査の任務」を与えられそれから帰ってきたばかりである。しかも璃珈名に関しては行方不明。雪国では悪魔が軍を作って襲っていた。その戦闘に私たち三姉妹は巻き込まれる形で戦場に立たされたのだ。
大まかな状況さへも、掴めていなかった輪廻様とその家臣たちの無能さ。私と麗羅お姉様にとって大切に妹がその最中に行方が掴めなくなった。
その実情を表すように今もこの場にいるはずだった璃珈名がいないことで、背後に整列している輪廻様の家臣たちがコソコソと陰口を言っている
「妹も救えずのこのこ帰ってきた無能が次期当主とは」
「本当に次期当主としての自覚はあるのか?むしろ力不足にも程がある」
「どちらにせよ次期当主として早々に死ぬのは間違いにい。」
「あの者らも行方不明になるか死んでおれば楽だっだろうに……輪廻様の任務で死ねるのだ本望だろ?」
そんな言葉に私の家臣がここにいないことが救いだろう。もしいたのなら、文字通り対立を露わにして口論もしくはここで戦闘が始まってもおかしくはない。そんなことを内心で思っていたらニヤケてしまった。
「何がおかしい!」と怒鳴ったのは輪廻様の秘書でなく、大臣を務める「聖職者の貴族」。『1番目鮫風家侯爵』の男だった。
その怒鳴りは私にとってはむしろ、『自分の娘がこの次期当主の傘下に下っていることが許せない』とも取れる。
既に鮫風家は輪廻派と私璃珈派に分裂している。
そんな状態で『次期当主に領地を与える』なんてしたら、家臣からすれば『反旗を起こす可能性のある恐怖』
でも輪廻様も私も争う気は今はない。
ただ私としては早く休みたい。璃珈名を探したい。一刻も早く……全てやり終えたい。
「申し訳ございません。琳寧様の御前で出すぎた真似を」
「璃珈、あなたの謝罪を私は許します。むしろ、私たちが争ったところで、現状を変えるのは無意味です。この場の儀式は済みました。さぁ行きなさい」
そうして、「次期当主の儀式」は終わり玉座の間を後にする麗羅と璃珈は道中の廊下で、麗羅がキレた
「あの輪廻派の貴族共め!現場がどれだけ苦行だったか知らないくせに!好きかってに璃珈を侮辱して……戦になったらただじゃおかない!」
殺してやると最後言い切る麗羅お姉様を落ち着かせようと
「まぁまぁ、輪廻様だってあの貴族には注意すると思うからさ。今はその……一旦落ち着こうよ」
璃珈……はぁ貴女は。とだけつぶやくと黙り込んだ。そして笑顔になって
「次期当主就任のお祝い、要にも報告して全家臣でお祝いあげなきゃね!」と意気込んだ
それから2時間後
鮫風要『18番目の貴族、封印術師のお屋敷』に璃珈と麗羅は『ただいま戻ったわよ』と言って館の中へ入っていった
「お帰りなさいませ我が主」
美しい声でそう出迎えたのが「鮫風要」である。
「状況は昨日伝達がありました。既に私の配下に璃珈名の捜索をしております。しかし……」
そこから先は察しがつく
「見つからないのね……」と言うと、はいっと短く答えた。
璃珈名が見つからない。雪国で悪魔達に襲われた際に連れ去られた。そう考えるのが妥当だ。
「狙いは……悪魔の魔王の眷属化……かしら」
それに要は表情を険しくする
「主様……その考えはおそらく妥当かと……でも、もしかしたら逃げ延びてどこかに身を隠してるかもしれません。もうしばらく捜索させてください」
要は私の師匠だ。その配下にも信頼は寄せている。けどその配下ですら見つけれれないとなると、連れ去られた可能性は可能性ではなく、真実だ。そう確信して行動しないと、今後璃珈名が敵として現れた際……私は……「戦えるのか」……
要もそれは感じ取ったのだろう。何も言わない。私はリビングのソファーに深く持たれながら座る。
「そういえば輪廻様から……いやもうそう呼ぶ必要はないのね。輪廻から次期当主として璃珈が正式に任命されたわ。しかも領土まで渡されてね」
麗羅のその報告に要の細い目が見開き驚きと同時に嬉しそうに口元がつり上がった。
「なんと!それは誠ですか?なら今後は主派として表でも動くことができますね。となると、今後は主派の家臣含め傘下も主の許可なく任務に出すことはできなくなりましたね。ふふふ」
輪廻派というのは「原初から生きている鮫風家の王女、鮫風輪廻に古くから使えている重臣たちの呼称」である。
「要としては今後私たち璃珈派はどう活動すればいいのかしら?」
「麗羅はもう既にその古城と城下町の手配は済んでいるのでしょ?いつでも稼働できるように」
麗羅お姉様はニコッと笑う。それだけでわかる。要も麗羅お姉様も「策略家」だ。私が「次期当主」になれるよう「王族の印」を手に入れるために麗羅お姉様は色々小細工をしてきた。輪廻様からの信頼を勝ち取りようやく王族としての印を手に入れ、「3番目の貴族」を授かった。表向きには「姫巫女」らしいが、王族を暗殺者から逸らすためのもの……いわば私は、「次期当主ではあるが、鮫風家に伝わる神への捧げ物」としての立場。そんな存在を暗殺すれば「神からの祟がくる」と言われているらしい。まぁ裏はさっきも言った通り「王族」である。
輪廻様は何を考えているのか。本来鮫風家が内部で2分してしまえば内乱が起きる。むしろどうぞ起こしてください。と言っているようなもの。二里もの距離も近すぎる。
「要、あなたの掲げる璃珈派の行動を今1度指示する番ではないかしら?」
麗羅お姉様の問についに要が決意を決めた。
「では我が主様に変わって宣言させていただきます。古城に移り住み、家臣含め、戦力のさらなる強化を進めるべきです。敵は輪廻派及び輪廻ではありませんから。元々鮫風家は邪神討伐もしくは封印するために創造された種族。争っている場合ではありません。璃珈名が行方不明となった今、1番は戦力が璃珈名の分減少している。」
要の言う通りだ。「太陽の能力者」である璃珈名は私たち姉妹でも危険視していた程の能力だ。太陽が登るにつれ魔力が上がる。あれ?たしか……前に璃珈から聞いた話では……『璃珈名の能力が判明したんだけど……温度が1番関係ある。18度以上じゃないと能力は使えない。むしろ18度から能力が使えて、自分自身その温度をあげる魔法が扱える。魔力の媒体にしているのは、火と温度』だと璃珈が突き止めていたはず……
「雪国では璃珈名は能力使えなかったんじゃない……なのになんで輪廻は璃珈名も任務に参加するように指名したのかしら?」
その問いに要が答えた
「主派の戦力を削ぎ落とすための罠だったと私は考えてるわ。それと、輪廻はそこまで雪国とか鮫風家のそれぞれの能力者の分析をしてないから、璃珈名の太陽の能力が最強って考えだけで任務に参加させていたって可能性は大いにおるわ。駒としてしか私たちを見てないもの」
前半はおそらく輪廻を思って少し包んだのだろうが、後半にはほぼ皮肉しか言ってない。
「輪廻だって大昔から生きてる原初でしょ?そんなことってあるのかしら?現に鮫風家をこうやって発展させてきたのだって彼女でしょ。あんな堅苦しい家臣が大勢いるし、私たちを駒として見てるなんて思いたくはないのだけど……」
はぁあなたも主も甘いわね。
「ならなぜ邪神を討伐する編成や戦術を考えるのではなく、城壁に閉じこもって戦力を温存しているのかしら?」
それは……と言葉が詰まった。
邪神を討伐もしくは封印するために鮫風家は作られたのなら、たしかに今の現状は邪神にとって好き勝手に鮫風輪廻様の作った「国家」以外を蹂躙できてしまう。でも時折偵察として鮫風家の者が遣わされその戦地に赴いている。
「帰ってきた鮫風家はいたかしらね……私の調べでは全滅しか資料にはないのだけど?」
要の手元に分厚い本となった資料の束が3冊腕に抱えられている。
「でも輪廻だって邪神の戦力を測っているのかもしれないわよ?」
犠牲が多い。それにその中には璃珈の家臣2名の死も載っている。璃珈名以外にもその前から犠牲はある。「カリン」に「乃々華」。カリンに至っては先日雪国の近くの洞窟で「悪魔の召喚陣を破壊するために赴いた際に邪神の眷属によって戦死」とある
「まぁ今日は私も璃珈も疲れたから寝るわね……お風呂入らないと……あ〜汗がやばいわ。」
と胸元の襟でパタパタとはたく。
「言っておくけど、今日は露天風呂は修理中だから使えないわよ……晩御飯は麗羅貴女は自分で作ってね?」
要ガそうぼやく。使用人が作ってるため晩御飯などは要の指示がなくても人数分作っているはずだけど
そうして夜静かに寝静まる中璃珈は寝室の天井を見つめて
「璃珈名……今貴女はどこにいるのかしら……早く見つけてあげないと……」眠りにつく。
明日からは新たな土地で統治も行わなければならない。忙しくなるため十分な睡眠をとる。
その2人の帰還を聞いて翌日輪廻とその家臣たちが集まる玉座の間の中央に座る。
「よく無事に任務から帰ってきましたね。鮫風璃珈、麗羅。疲れて休息を取りたいところごめんなさいね。でもこれは急ぎです。鮫風璃珈、あなたを次期当主として正式に任命します!そして二里先の城と城下町を貴方に任せます。」
その任命自体は鮫風璃珈は知っていた。むしろ公にはされてない時から輪廻様に「次期当主として期待してますわよ?」と言われ続けていた。
麗羅お姉様も黙っているが、内心輪廻様には怒りがある。、昨日私と麗羅お姉様、そして妹の璃珈名とともに雪国が戦を開始したとして、「調査の任務」を与えられそれから帰ってきたばかりである。しかも璃珈名に関しては行方不明。雪国では悪魔が軍を作って襲っていた。その戦闘に私たち三姉妹は巻き込まれる形で戦場に立たされたのだ。
大まかな状況さへも、掴めていなかった輪廻様とその家臣たちの無能さ。私と麗羅お姉様にとって大切に妹がその最中に行方が掴めなくなった。
その実情を表すように今もこの場にいるはずだった璃珈名がいないことで、背後に整列している輪廻様の家臣たちがコソコソと陰口を言っている
「妹も救えずのこのこ帰ってきた無能が次期当主とは」
「本当に次期当主としての自覚はあるのか?むしろ力不足にも程がある」
「どちらにせよ次期当主として早々に死ぬのは間違いにい。」
「あの者らも行方不明になるか死んでおれば楽だっだろうに……輪廻様の任務で死ねるのだ本望だろ?」
そんな言葉に私の家臣がここにいないことが救いだろう。もしいたのなら、文字通り対立を露わにして口論もしくはここで戦闘が始まってもおかしくはない。そんなことを内心で思っていたらニヤケてしまった。
「何がおかしい!」と怒鳴ったのは輪廻様の秘書でなく、大臣を務める「聖職者の貴族」。『1番目鮫風家侯爵』の男だった。
その怒鳴りは私にとってはむしろ、『自分の娘がこの次期当主の傘下に下っていることが許せない』とも取れる。
既に鮫風家は輪廻派と私璃珈派に分裂している。
そんな状態で『次期当主に領地を与える』なんてしたら、家臣からすれば『反旗を起こす可能性のある恐怖』
でも輪廻様も私も争う気は今はない。
ただ私としては早く休みたい。璃珈名を探したい。一刻も早く……全てやり終えたい。
「申し訳ございません。琳寧様の御前で出すぎた真似を」
「璃珈、あなたの謝罪を私は許します。むしろ、私たちが争ったところで、現状を変えるのは無意味です。この場の儀式は済みました。さぁ行きなさい」
そうして、「次期当主の儀式」は終わり玉座の間を後にする麗羅と璃珈は道中の廊下で、麗羅がキレた
「あの輪廻派の貴族共め!現場がどれだけ苦行だったか知らないくせに!好きかってに璃珈を侮辱して……戦になったらただじゃおかない!」
殺してやると最後言い切る麗羅お姉様を落ち着かせようと
「まぁまぁ、輪廻様だってあの貴族には注意すると思うからさ。今はその……一旦落ち着こうよ」
璃珈……はぁ貴女は。とだけつぶやくと黙り込んだ。そして笑顔になって
「次期当主就任のお祝い、要にも報告して全家臣でお祝いあげなきゃね!」と意気込んだ
それから2時間後
鮫風要『18番目の貴族、封印術師のお屋敷』に璃珈と麗羅は『ただいま戻ったわよ』と言って館の中へ入っていった
「お帰りなさいませ我が主」
美しい声でそう出迎えたのが「鮫風要」である。
「状況は昨日伝達がありました。既に私の配下に璃珈名の捜索をしております。しかし……」
そこから先は察しがつく
「見つからないのね……」と言うと、はいっと短く答えた。
璃珈名が見つからない。雪国で悪魔達に襲われた際に連れ去られた。そう考えるのが妥当だ。
「狙いは……悪魔の魔王の眷属化……かしら」
それに要は表情を険しくする
「主様……その考えはおそらく妥当かと……でも、もしかしたら逃げ延びてどこかに身を隠してるかもしれません。もうしばらく捜索させてください」
要は私の師匠だ。その配下にも信頼は寄せている。けどその配下ですら見つけれれないとなると、連れ去られた可能性は可能性ではなく、真実だ。そう確信して行動しないと、今後璃珈名が敵として現れた際……私は……「戦えるのか」……
要もそれは感じ取ったのだろう。何も言わない。私はリビングのソファーに深く持たれながら座る。
「そういえば輪廻様から……いやもうそう呼ぶ必要はないのね。輪廻から次期当主として璃珈が正式に任命されたわ。しかも領土まで渡されてね」
麗羅のその報告に要の細い目が見開き驚きと同時に嬉しそうに口元がつり上がった。
「なんと!それは誠ですか?なら今後は主派として表でも動くことができますね。となると、今後は主派の家臣含め傘下も主の許可なく任務に出すことはできなくなりましたね。ふふふ」
輪廻派というのは「原初から生きている鮫風家の王女、鮫風輪廻に古くから使えている重臣たちの呼称」である。
「要としては今後私たち璃珈派はどう活動すればいいのかしら?」
「麗羅はもう既にその古城と城下町の手配は済んでいるのでしょ?いつでも稼働できるように」
麗羅お姉様はニコッと笑う。それだけでわかる。要も麗羅お姉様も「策略家」だ。私が「次期当主」になれるよう「王族の印」を手に入れるために麗羅お姉様は色々小細工をしてきた。輪廻様からの信頼を勝ち取りようやく王族としての印を手に入れ、「3番目の貴族」を授かった。表向きには「姫巫女」らしいが、王族を暗殺者から逸らすためのもの……いわば私は、「次期当主ではあるが、鮫風家に伝わる神への捧げ物」としての立場。そんな存在を暗殺すれば「神からの祟がくる」と言われているらしい。まぁ裏はさっきも言った通り「王族」である。
輪廻様は何を考えているのか。本来鮫風家が内部で2分してしまえば内乱が起きる。むしろどうぞ起こしてください。と言っているようなもの。二里もの距離も近すぎる。
「要、あなたの掲げる璃珈派の行動を今1度指示する番ではないかしら?」
麗羅お姉様の問についに要が決意を決めた。
「では我が主様に変わって宣言させていただきます。古城に移り住み、家臣含め、戦力のさらなる強化を進めるべきです。敵は輪廻派及び輪廻ではありませんから。元々鮫風家は邪神討伐もしくは封印するために創造された種族。争っている場合ではありません。璃珈名が行方不明となった今、1番は戦力が璃珈名の分減少している。」
要の言う通りだ。「太陽の能力者」である璃珈名は私たち姉妹でも危険視していた程の能力だ。太陽が登るにつれ魔力が上がる。あれ?たしか……前に璃珈から聞いた話では……『璃珈名の能力が判明したんだけど……温度が1番関係ある。18度以上じゃないと能力は使えない。むしろ18度から能力が使えて、自分自身その温度をあげる魔法が扱える。魔力の媒体にしているのは、火と温度』だと璃珈が突き止めていたはず……
「雪国では璃珈名は能力使えなかったんじゃない……なのになんで輪廻は璃珈名も任務に参加するように指名したのかしら?」
その問いに要が答えた
「主派の戦力を削ぎ落とすための罠だったと私は考えてるわ。それと、輪廻はそこまで雪国とか鮫風家のそれぞれの能力者の分析をしてないから、璃珈名の太陽の能力が最強って考えだけで任務に参加させていたって可能性は大いにおるわ。駒としてしか私たちを見てないもの」
前半はおそらく輪廻を思って少し包んだのだろうが、後半にはほぼ皮肉しか言ってない。
「輪廻だって大昔から生きてる原初でしょ?そんなことってあるのかしら?現に鮫風家をこうやって発展させてきたのだって彼女でしょ。あんな堅苦しい家臣が大勢いるし、私たちを駒として見てるなんて思いたくはないのだけど……」
はぁあなたも主も甘いわね。
「ならなぜ邪神を討伐する編成や戦術を考えるのではなく、城壁に閉じこもって戦力を温存しているのかしら?」
それは……と言葉が詰まった。
邪神を討伐もしくは封印するために鮫風家は作られたのなら、たしかに今の現状は邪神にとって好き勝手に鮫風輪廻様の作った「国家」以外を蹂躙できてしまう。でも時折偵察として鮫風家の者が遣わされその戦地に赴いている。
「帰ってきた鮫風家はいたかしらね……私の調べでは全滅しか資料にはないのだけど?」
要の手元に分厚い本となった資料の束が3冊腕に抱えられている。
「でも輪廻だって邪神の戦力を測っているのかもしれないわよ?」
犠牲が多い。それにその中には璃珈の家臣2名の死も載っている。璃珈名以外にもその前から犠牲はある。「カリン」に「乃々華」。カリンに至っては先日雪国の近くの洞窟で「悪魔の召喚陣を破壊するために赴いた際に邪神の眷属によって戦死」とある
「まぁ今日は私も璃珈も疲れたから寝るわね……お風呂入らないと……あ〜汗がやばいわ。」
と胸元の襟でパタパタとはたく。
「言っておくけど、今日は露天風呂は修理中だから使えないわよ……晩御飯は麗羅貴女は自分で作ってね?」
要ガそうぼやく。使用人が作ってるため晩御飯などは要の指示がなくても人数分作っているはずだけど
そうして夜静かに寝静まる中璃珈は寝室の天井を見つめて
「璃珈名……今貴女はどこにいるのかしら……早く見つけてあげないと……」眠りにつく。
明日からは新たな土地で統治も行わなければならない。忙しくなるため十分な睡眠をとる。


