いじめの仲裁者



「――そういうの、やめようよ」

 誰も止められなかったクラスのいじめ。
 声を上げた楓さんを、かっこいい、と思った。
 いじめっ子が項垂れた、次の瞬間。
「余計なことしないで。私、一人で解決できたんだけど」
 楓さんを睨みつけたのは、被害者の澪さんだった。

 悲しそうな楓さんに同情したのも束の間、楓さんは澪さんに近づき、冷たく言った。


「また同じ目に遭わせてやるから」