四白眼の隣人

引っ越し初日、隣人の住む部屋に粗品を持って訪れると、ある一人の男がドアから現れた。四白眼をじっとこちらに向ける痩身男に薄気味悪さを感じた私は、挨拶もそこそこに、足早にその場を退去。深夜一時、突如として新居のチャイムが鳴った。鬼気迫るほどのノックの連打に震え上がりながら、意を決しベッドから起き上がる。玄関のドアスコープを覗く。誰も映っていない小さなレンズに、やがて充血した四白眼がぬるりと現れた。