10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「おばさん、久しぶりですね」

お母さんの奇妙な笑顔に動揺する事のないヒロくんは、いつもの爽やかな笑顔を向けた。

その笑顔に、気絶寸前のお母さん。

手をかざし、よろめいている。

「よかったね、柏木。久しぶりに家族がそろって。俺らも、もう安心だ」

ピカピカ~ン。

ま、眩しい……

ヒロくん、今日も輝いてるなぁ。

「おじゃましまぁす」

この変なやり取りを見て見ぬふりした和馬くんは、ヒロくんを押しのけて靴を脱いだ。

「ゆっくりしていってね」

お母さんは廊下の端によけ、イケメン軍団に道を譲った。

和馬くん、ヒロくんと続き。

「おじゃまします」

最後に、クールにほほ笑む健くん。

お母さんは、健くんのその大人びたほほ笑みに、ヒロくん以上にドつぼにハマったようだ。

一瞬よろけた体を壁で支え、とろけた顔であたしを見てきた。

そして。

グッと、親指を立てた。

「グッジョブ!!」

ピクピクとけいれんする頬。

変わり果てた母の姿にため息さえも出ず、頭を振ってイケメン軍団の後に続いた。