10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


そのキラキラに輝く笑顔にも、全身鳥肌が立った。

お化け屋敷の次は、お花畑か……?

「いいじゃない、いいじゃない!!テンション上がってくるじゃない!!」

胸の前で両手を組んで目を輝かせるお母さんは、どこかの少女のように飛び跳ねた。

「小さい頃に一緒に遊んだ男の子。少し大人になった彼は、すごくカッコよくなっていて。『ゆず、コンテスト、一緒に頑張ろうな』手を取り合う2人。『おまえが、一番きれいだ』『そんなぁ』見つめ合う2人。あの頃はただの幼なじみだったのに、今は……」

あの……

どこの劇団の方ですか……?

勝手に、身振り手振りで妄想しないでもらえます?

娘として、正直、迷惑です……

「頑張るのよ、ゆず」

いや、だから、あんた誰だよっ!!

そのガッツポーズもやめなさいっ!!!!

ピンポーン――。

タイミング良くなった玄関のチャイム。

「はぁい!!」

上機嫌に答えたお母さんは、半分スキップ交じりに玄関へと向かった。

「こんにちはぁ」

イケメン軍団の登場で、いつもなら暗いウチの玄関に一気に花が咲いた。

「あらあらまぁまぁ、いらっしゃい」

うわぁ~……

年甲斐もなく笑顔満開~……