10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


週末――…。

「あ、お母さん。今日、ヒロくん達がウチに来るから」

無事に仕事を片付けた両親が、ようやくこの町に引っ越してきた。

何日かぶりに家族がそろい、今までこのマンションに一人でいたから、何だか少し変な感じがした。

「あら、勉強しにくるの?」

うっ……

お母さんの顔が鬼になっている。

この前のテストの結果が、お母さんに見つかってしまったの。

それがまた、悲惨なもので…

あたしのせいで、お母さんが鬼になってしまったんだ……

「あんたに勉強を教えに来てくれるのかしら?」

声が低く、後ろでは、ヒュ~ドロドロ~と、お化け屋敷さながらの奇妙な音が鳴っている。

顔は、暗闇で懐中電灯で照らされているみたいに、影が出来ていた。

「ざ、残念ながら、勉強じゃ、ないんだな~」

アハハ~と、お母さんから目を逸らして答える。

「あら、じゃあ、一体何しに?」

だから、そのお化けみたいな声、怖いって……

「美女コンテストっていうのがあるんだけど……。それに打ち勝つために、あたしを改造しにくるんだとか。アハハ……」

頬を引きつらせながら答えると。

「美女コンテスト?」

急に、お母さんの顔が輝きだした。