10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


――え?

「俺のと、あいつらのと」

すごく真剣な目だ。

健くんは、あたしの考えてることなんてお見通しなんだね。

――『別に、誰もそんな事思ってねぇよ』

嬉しかった。

こうやって助けてくれて。

あたしは、子供のころからみんなに助けられてばかり。

変わらないね。

「あ、そうだ。はいこれ」

ふわりと宙を舞ったもの。

弧を描いてあたしの手に落ちてきたものを、両手でキャッチする。

それは、メロンパンだった。

「ウチの購買で、一番うまいパン」

健くんがほほ笑んだ。

「もらっていいの?」

コクンと頷く。

「おまえ、購買の場所知らないだろ」

「………」

「どこかで迷子になってると思って、買っといてやった」

目を細めた健くんは

「正解だったな。やっぱりおまえ、迷子になってたし。しかも、変なのに絡まれてるし」

と、困ったように眉間にしわを寄せ笑った。