10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「柏木なら、普通に3位に入れると思うよ」

ヒロくんが、ニッコリほほ笑んだ。

「まぁ、少なくとも3票は確実だよな」

え? と、和馬くんに目を向ける。

「誰でもいいっちゃーいいんだけど、仕方ないから入れてやる」

和馬くんは横目でほほ笑み、『有り難く思え』と、言葉を続けた。

何よっ。

えらっそうに!!

どうしていつも上から目線なのよっ!!!!

「あれ? 柏木、どこ行くの?」

突然席を立ったあたしを見て、ヒロくんが首を傾げた。

「お昼のパン買ってくるっ!!!」

鞄の中から乱暴に財布を取りだし、和馬くんを睨みつけた。

またヒロくんが首を傾げる。

この前、和馬くんにときめいた自分が信じらんない。

あれは、一瞬の気の迷いだったんだ。

あまりにも星空がキレイだっから勘違いしちゃった。

あの頃と何も変わらない、意地悪な和馬くんだ。

あたしの髪を引っ張ったり、意味もなく追いかけ回したり。

和馬くんは、今も変わらず、あたしを泣かせるプロだ。