あたしが言うと、
『普通だよ』ともう一度言って、肩をすくめた。
「まぁ、終わったものは仕方ないしさ、次へ気持ちを切り替えようよ」
「次?」
「ほら、2学期と言えば?」
「……。 文化祭?」
「他に」
「体育祭?」
「もっと他に」
「あ、わかった。修学旅行だ!!」
「ブーッ。 はずれ」
「じゃあ、何?」
2学期にある行事って、他に何かあったっけ?
普通はこれぐらいだよね……?
「コンテストだよ」
答えたのは、ヒロくんだけじゃなかった。
和馬くんと健くんの声も重なった。
「美女コンテスト」
び、美女コンテスト?
何それ。
聞いたことない。
「毎年、結構盛り上がるイベントなんだよ。文化祭前にコンテストを開いて、投票で各学年、上位3位までを決めるんだ。そして、計9名が、文化祭で1位を競い合うんだ」
「それって、女子全員参加なの?」
「まぁ、基本的に?」
素っ気なく答えた和馬くん。
ヒロくんは、和馬くんを一瞥して説明を続けた。
「テスト終了後。つまり、今から投票開始。投票権は男子のみ。気に入ったコの名前を紙に書いて、生徒会が作った投票箱に入れるんだ。そんで、後日開票されるってわけ」
「へ、へぇ……」
何だか、ちょっとヤだな。



