10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「終わったぁ!!」

最後のテストのチャイムが鳴り、あたしはグデーっと机に突っ伏した。

「解答用紙を後ろからまわしてこーい」

テスト監督の先生がだるそうに言う。

ダメだ。

あの先生のやる気のない声を聞くと、余計疲れが増す。

それに、頭の使い過ぎで何だかギシギシいってるし……

「何だよ。おまえ、出来悪かったの?」

隣の和馬くんが、イタズラな笑みで言った。

「聞かないで。お願いだから、あたしの表情で理解して」

結果が返ってくるのが怖い。

ああ……

今度の土曜日にお母さん達がこっちに来るのに、テストの結果が悪いとガミガミ言われるんだろうなぁ。

「はぁ……」

「ハハッ。大きなため息」

「ヒロくん……」

あたしの机まで来たヒロくんが、眉間にしわを寄せながら笑った。

「もう終わったことは気にしちゃダメだよ」

「そう言うヒロくんは、満足そうな顔だね」

突っ伏した顔を上げ、ふて腐れた。

「別に、普通だよ」

「その普通が、あたし達には“普通”じゃないんだよね」