10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


ヒロくんに答えてから、2人の後ろにいる和馬くんに目を向けた。

――…ッ!!?

真っすぐに、あたしを見ている。

ヒロくんと龍兄が何か言っていたけど。

和馬くんの瞳に吸い込まれてしまったあたしの耳には、2人の会話なんて何も入ってこなかった。

無言で。

真剣で。

去り際に、フッと、ほほ笑んで。

何とか、ヒラヒラと手は振れたけど。

あたしの心臓は、爆発寸前だった。

お風呂から上がり、髪をタオルで拭きながらベッドに腰掛けると、机の上のスマホがピコンと鳴った。

和馬くんからだ。

”一人で大丈夫か?
まぁ、おまえだから襲われる心配はないだろうけど
念のために、戸締まりはしっかりしろよな。
それから、さっきの健のこと……
いや……
何でもねぇ。
明日、寝坊すんじゃねぇぞ。
おやすみ”


この日。

静まらない心臓のせいで、なかなか眠りにつけなかった。

瞼を閉じると、健くんと和馬くんの笑顔が同時に浮かんで、寝返りをうつ度に、2人の声がこだました。

何だろう…
この感じ……

胸がキュッと苦しくなる。