10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「送ってくって言ってんだよ。早く来いっ!!!」

どうしてそんなに不機嫌なの?

和馬くんはいっつもそうだ。

今まで普通に機嫌よかったのに、急に不機嫌になる。

分かりやすいようで、全くわからない。

「それじゃ、俺らも帰ろうか。柏木もあまり遅くなったら危ないし」

「そだな。ケーキも食い終わったし、お開きとしますか」

不機嫌な和馬くんの一言で、みんながゆっくりとお尻を上げた。

テキパキと後片付けを始めるヒロくん。

「いいよ。あとは俺が片付けるから」

手にしていたグローブを本棚の上に直しながら、健くんが言った。

「早く行ったほうがいい。あいつ、暴れ出すぞ」

そう言って、ドアの向こうに消えていった和馬くんを顎でさした。

「ほんっとにあいつは……少しは大人になれよなぁ。ごめんな、健」

「いいよ。もう慣れたから」

フっと、健くんがほほ笑んだ。