10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「おまたせ」

戻って来たヒロくんの手には、大きなケーキの箱と、オレンジジュースのペットボトルが一本。

「やったー。 ケーキだぁ」

ピシっと正座をして、ケーキの箱がオープンされるのを待つ。

すると――

「おっまえは、身長も変わってなければ、その正座も変わってねーのか」

え? っと、和馬くんを見る。

「柏木はいつもそうだったもんね。好きな食べ物が出てくると、そうやって正座して自分の目の前に出されるのを待ってたよね」

クスっと、ヒロくんが笑った。

「そうだったっけ?」

「そうだよ。 はい、これ柏木の分」

目の前に出された、あたし専用のショートケーキ。

ブルーベリーのムース状のケーキだ。

「うわぁ!! あたしの好きなケーキだ」

あたしが胸の前で両手を合わせ目を輝かせると。

「ほら、言っただろ?このケーキにした方がいいって」

和馬くんが、フフンっと鼻を鳴らした。

「ケーキッ、ケーキッ、いっただっきまーす」