「じゃあ、もうやる?柏木の“お帰り会”」
「おお、やろうぜ。おい、健っ!! 冷蔵庫からジュースとケーキ」
床でいじけていた龍兄は、ヒロくんが“お帰り会”と言った瞬間、元気に飛び起きて健くんに指示を出した。
でも。
コクリコクリと首を動かす健くんに、もちろん龍兄の声が聞こえているわけもなく。
「………」
「寝てんのかよっ!!!!」
ヒロくん、和馬くん、龍兄。
3人が同時に突っ込んだ。
「いいよ。起こさないであげて。 あたしが持ってくるから。冷蔵庫どこにあるの?」
立ちあがりながら言うと、
「柏木は座ってて。 主役なんだから」
スクっとヒロくんが立ち上がり、階段を下りていった。



