「ちょっと休憩する?」
あたしが、床の上でいじける龍兄を見ながら言うと
「休憩.……って。休憩するほど時間経ってないじゃん」
困ったように、ヒロくんが笑った。
それぞれの表情をうかがうように見たあと、はぁーっと大きなため息をついた。
「俺らって、どうしてこう集中力がないんだろうな。ガキの頃のまんま」
ガクンと首を折って、もう一度ため息。
「はいっ、勉強会終了~ッ!!!!」
バタンと勢いよく教科書を閉じた和馬くんは、龍兄と同じように床に横になった。
それを見て、苦笑するあたし。
でもまぁ、龍兄の言う通りかな。
元々勉強の苦手なあたしが今さら本腰入れて勉強したって、もう手遅れ。
テスト、明後日だし。
運に任せるしかないよね。
チラリと、健くんに視線を向けた。
さっきから、一言もしゃべらず机と向き合っている。
す、すごい集中力。
こんなに騒がしくしてるのに、ピクリとも動かないなんて。
……ん?
よ~く見てみると――…
コクリコクリと小さく動く健くんの頭。
って――
寝てんじゃんっ!!!!



