10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「ちょっと休憩する?」

あたしが、床の上でいじける龍兄を見ながら言うと

「休憩.……って。休憩するほど時間経ってないじゃん」

困ったように、ヒロくんが笑った。

それぞれの表情をうかがうように見たあと、はぁーっと大きなため息をついた。

「俺らって、どうしてこう集中力がないんだろうな。ガキの頃のまんま」

ガクンと首を折って、もう一度ため息。

「はいっ、勉強会終了~ッ!!!!」

バタンと勢いよく教科書を閉じた和馬くんは、龍兄と同じように床に横になった。

それを見て、苦笑するあたし。

でもまぁ、龍兄の言う通りかな。

元々勉強の苦手なあたしが今さら本腰入れて勉強したって、もう手遅れ。

テスト、明後日だし。

運に任せるしかないよね。

チラリと、健くんに視線を向けた。

さっきから、一言もしゃべらず机と向き合っている。

す、すごい集中力。

こんなに騒がしくしてるのに、ピクリとも動かないなんて。

……ん?

よ~く見てみると――…

コクリコクリと小さく動く健くんの頭。

って――

寝てんじゃんっ!!!!