10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「おっ!! ゆず、よく来たな」

すでに勉強会は始まっていたらしく、部屋の中央の机にみんなが集まっていた。

龍兄が、ここに座れと、隣をポンポンと叩いている。

「はぁっ?ゆずは、ここだろ普通」

「きゃ――ッ!!!」

和馬くんにグイっと腕を引かれ、ヒロくんと和馬くんの間に座らされた。

び、ビックリした…ッ。

いきなり腕を引っ張るなんて。

それに……

ち、近い。

肩と肩がぶつかり合ってるじゃん!!!

「ずるいぞ、和馬。いっつもおまえばっかり独り占めじゃねーか!!!」

「独り占め?何言ってんだよ。俺ら、同じ学年なんだからこうやって固まってたほうがいいだろ。そのほうが、同じ学年の公樹だって教えやすいだろうし」

「なぬっ……」

“同じ学年”

この部分だけ、強調されて聞こえたのはあたしだけ?

「お、俺だけ…仲間外れ、か……」

「ちょっとほら、喧嘩しないでよ。時間ないんだから勉強するよ?」

2人のやり取りに呆れ気味のヒロくん。

健くんは、自分の勉強机に向かって黙々とシャーペンを走らせていた。

「お、俺だけ、仲間外れ……」

「ほらっ、龍兄!!!本当に仲間外れだったら、俺ら龍兄をここに呼んでないから」

ピクリと、龍兄の耳が動く。

「だから、早くこの問題解いてよ」

「お〜、そうかそうか。俺は、いなきゃいけない存在だもんな」

ガハハッ!!!

豪快に笑う龍兄。

「さぁ、どの問題だ?何でもかかってきやがれ」