10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


ピンポーン。

健くんの家のチャイムを押した。

すでに大きな笑い声が漏れている。

あれは、龍兄の笑い声だ。

ガチャ――。

玄関のドアが開く。

「………」

中からは、無表情の健くんが。

「おじゃまします」

言いながら中を覗くと、玄関先に乱暴に脱がれた靴がコロコロ転がっているのが見えた。

「あいつら、もう来てる」

「みたいだね。声、外まで聞こえてた」

肩をすくめながら言った。

「いつもうるせーからな、あいつら。近所迷惑とか全然考えてない」

一瞬、迷惑そうに眉間にシワを寄せた健くんは、「何してんだよ、上がれよ」と、玄関先で躊躇っているあたしを見て言った。

「いや、何か、久しぶりすぎて、ちょっと緊張してる」

アハハ、と、頭をかく。

「緊張?」

健くんの眉間に、またシワが寄る。

「こんなことで緊張すんなよ。俺らはガキの頃と何も変わってねーんだから。たったこれだけのことで緊張してっと、長生きできねーぞ」

階段を先に上って行った健くんは、顔だけで振り返り、フッとほほ笑んだ。

うっ……。

あなたのそのほほ笑みのせいで、さらに寿命が縮まりそうです……。