10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「勉強!!? 健んちで?」

「何か不満?」

「不満っつーか、龍兄来るといつも勉強になんねーじゃん。あいつ、一人でうるせーし」

俺は反対だね。

と、和馬くんが椅子にのけ反った。

「いいじゃん。 なぁ、健」

ヒロくんが健くんに投げかける。

「………」

健くんは、雑誌に視線を落とし、無反応。

「それに、柏木の“お帰り会”もしてないしさ。勉強の後に、しようよ。 コンビニでお菓子とか買っていってさ。いいだろ? 柏木」

今度は、あたしに同意を求めてきた。

「帰りは、ちゃんと家まで送るよ」

「あ、あたしは全然構わないよ。分からないところだらけで、一人じゃ勉強はかどらないし。誰か教えてくれるなら、みんなで勉強したい」

そう答えると、ヒロくんが小さくガッツポーズをした。

「決まりね」

ヒロくんが言った瞬間、ギロリと和馬くんに睨まれた。

また余計なことを。

きっと、そう思っているに違いない。

でも、健くんはそれでいいのかな。

ずっと雑誌を見たままで、返事もしてなかったし。

うーん。

健くん、やっぱり謎。