10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


教室に入ると、何故かあたしの机に龍兄が座っていた。

4人で教室に入って、みんな同じように眉間にしわを寄せる。

「早いね、龍兄」

ヒロくんが自分の机に鞄を下ろしながら言った。

「もうそろそろ、ゆずが来ると思ってよ」

今日の龍兄も、相変わらず派手だった。

シャツの中に着ているその赤いTシャツ。

目立つね。

ただでさえ髪が金髪で強面だっていうのに、余計迫力が増すよ。

「どうした、ゆず。そんなにジロジロ見て」

ガタンと立ち上がった龍兄。

「ううん。何でもない」

「そうか?あ、わかった。 さてはおまえ緊張してるなぁ?」

「はっ?」

「わかるぞ、その気持ち。まだ学校に慣れてないもんな。 でも大丈夫だ。俺らが付いてるからな。わからないことがあったら何でも聞けよ」

ガハハ。 と笑う龍兄。

あたしは苦笑しながら、曖昧に頷いてみせた。