10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


ヒロくんがめくるページを覗きこむ。

目を吊り上げている和馬くんが、口を尖らせてガミガミ言っている絵。

「特に、この目なんか特徴とらえてるし」

「でしょでしょ? 自信作なんだ」

ヒロくんと笑い合うと、すでに歩き始めていた和馬くんがクルリと振り返り、やっぱり目を吊り上げていた。

「全っ然、似てねーよ!!!!」

そのまま、大股で歩いて行く。

あたしはヒロくんと目を合わせ、肩をすくめた。

「和馬くーん!!待ってよ~。 冗談だって~」

朝日に照らせた短い影が3つ、アスファルトの上を走った。

懐かしいな。
この感じ。

和馬くんの不機嫌な顔と、ヒロくんの爽やかな笑顔。

それに、必死に2人に着いていこうと走るあたしの姿。

10年前と、何も変わってない。