10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「ハハッ。照れてる照れてる」

ヒロくんが眉をよせながら笑った。

健くんも、横目に見ながらほほ笑んでいる。

和馬くんの肩と、あたしの肩がぶつかり合う。

「離れろって」

眉間にシワを寄せる和馬くんを無視して、教科書を開いた。

授業開始のチャイムが鳴り、龍兄が慌てて教室を出ていく。

青く澄んだ空はとても高い。

指先で潰せそうな飛行機を目で追い、チラリと和馬くんの横顔を見た。

ブツブツと唇を動かし、ふて腐れている。

こんなに近くに座ってるのに、何を言っているのか全く聞こえない。

数学の先生が入ってきても、窓の外を見続けている和馬くんに、ちょっといたずらをしてみた。

きっと、教科書を見られたら、怒られると思う。