え!?
あ、あたしっ!?
な、な、な、な、何ッ!!!!
「ったく。朝っぱらからうるせぇんだよ、龍兄」
りゅ、龍兄!?
和馬くんの言葉に、あの頃の記憶が蘇りさらに目が丸くなる。
「龍兄って…… あの龍兄?」
いつも必ずどこかに傷を作っていた、やんちゃな龍兄。
鼻の先には、絶対ばんそうこうがはられていた。
「そ。 あの龍兄」
目を丸めるあたしに、ヒロくんが爽やかに言った。
あたし達のやり取りを見ていた龍兄。
ドシドシと大きな足音をたてながら、大股で近寄ってきた。
あたしの目の前で立ち止まる。
お、大きい。
肩幅が広い分、かなり身長が高く感じる。
ヒロくん達と、そんなに差はないのに……。
「おまえが、柏木ゆずか?」



