10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「んだよ」

不機嫌そうに、ヒロくんを見上げた和馬くん。

「見せてやんなよ」

「はぁ? どうして」

「お前が隣だからに決まってんだろ?」

「向こうの隣だっていんだろが」

和馬くんが、顎であたしの右隣りを指す。

そこには、眼鏡をかけた大人しそうな女の子が座っていた。

あたし達の騒がしさを気にすることなく、小説を読んでいる。

「お前の方が、柏木だって気が楽だろ? なぁ?」

ヒロくんの顔があたしに向いて、『…うん。 アハハ…』と、苦笑しながら答えた。

「………」

ブスっと、あたしを睨みつける和馬くん。

その態度に、さすがのあたしもしょげてしまった。

「和馬がそこまで意地を張るんだったら、俺が言い付けるからな」

「あっ?」

「もう少しで、来ると思うから」

……もう少しで、来る?

誰が……?