10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


ヒロくん達に職員室まで案内してもらい、そこでみんなと別れた。

みんながいなくなると、急に不安に襲われる。

職員室の前で小さくなるあたしは、明らかに転校生で。

ちょこちょこ注がれる視線が、少しだけ怖かった。

担任の先生に連れられて、教室に向かう。

高校2年の2学期。

仲良しグループが完全に出来上がってるこの時期。

急に現れた新入りのあたしは、快く迎えてもらえるんだろうか。

馴染むまで、少し時間がかかるかもしれない――…。

「父の仕事の都合で引っ越してきました、柏木ゆずです。子供の頃も、この町にいたのですが、記憶が曖昧で、わからないことばかりです。少しでも早く、みんなと馴染めたらなと思ってます。よろしくお願いします」

クラスのみんなに好印象を持ってもらいたくて、丁寧に挨拶をして頭を下げた。

やっぱり、第一印象って大事だから。

「なげぇ自己紹介」