10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


真顔でそう言うと、彼女はフンっと鼻を鳴らして、パートナーの男子と控え室を出ていった。

その背中を、ヒロくんと見送る。

思っていた通り、派手な服。

胸元を強調していて、とにかく露出が激しい。

これで、男子の目を引こうって作戦?

確かに、似合ってた。

ショートパンツから伸びる足は、ビックリするくらい長かったし。

さすが、投票数がNo.1なだけある。

「シワ寄せない」

ツン。 と、あたしの眉間にヒロくんの人差し指があたった。

「俺らには、俺らの良さ」

「……え?」

「あいつらには負けないよ」

そう言って、ニッコリ笑ったヒロくん。

そして、今度はグッと顔を近づけてきた。

「よし。 肌の調子はいいみたいだな」

ヒロくんの息がかかる程の近さだ。

あまりにも近すぎて、パッと目を逸らした。

「そ…そりゃ、そうだよ。毎日ヒロくんの言う通りにしてたんだから」

「うん。知ってる」

「………」

「柏木、よく頑張ったな」

「……ヒロくん」

真っすぐヒロくんの目を見ると。

「俺達の良さ、ヤツらに拝ませてやろうぜ」

高々と右手を上げたヒロくん。

あたしはコクンと頷いて、パァーンと、ハイタッチをした。