ひとこと言って、フッとほほ笑んだ。
ボンッ!!!!
あたしの頭から発火。
体中が熱を持ち始めて、このまま体温があがったら、全身炎に包まれそうだ。
和馬くんは、もう何も言い返さなかった。
よかった……喧嘩にはならなかったな。
でも……そろそろ“答え”を出した方がいいよね。
出せるかな。
答えなんて。
自分の気持ちが、はっきりわからない。
コンテストまで、あと1時間。
あたしは、ヒロくんと一緒に、控室に向かった。
もう出演者のみんなは集まっていて、衣装の最終チェックをしている。
その中に、あのリーダーの姿があった。
髪はキレイに巻き髪にしていて、化粧もばっちりだった。
すでに、勝者の態度で、あたしに近づいてきた。
「柏木さん。まだ何も準備してないの?そろそろ会場に向かわないと間に合わないわよ」
相変わらず、嫌みな言い方だ。
「大丈夫だよ。あたし達、準備に時間かかんないから」



