10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


コンテストまで、あと2時間。

もう誰にも声を掛けられないようにと、あたしの両端には、和馬くんと健くん。

その後ろには、ヒロくんと龍兄。

なんだか、新撰組に捕らえられたみたいだ。

それに……

両端のふたり、空気悪いよ。

あたしを挟んで、火花を飛ばさないでよ……

「ところで、おまえらはいつから付き合ってるんだ?」

後ろから、龍兄の突拍子もない質問。

「…ケホッ、ゴホッ!!!」

驚きすぎて、さっき食べた焼きそばが出てくるかと思った。

「な、何?急に」

「いや、付き合ってんだろ?ゆずと、健」

「…ガハッ!!!」

今度は、和馬くんがむせた。

「んなわけねぇだろ!!!どこをどう見たら付き合ってるって思うんだよっ!!!」

和馬くんが龍兄を睨みつける。

「だってさっきそれっぽい事言ってたじゃん。なんだっけ?ほら、ガキの頃からゆずしか――」

「ストーップ!!!」

あたしは、思いっきり龍兄の口をふさいだ。

それ以上言わないで。

心臓壊れるからっ!!!!

「龍兄、柏木はまだ誰とも付き合ってないよ。大丈夫、心配しなくても、柏木はまだ俺達みんなの柏木だから」

この慌ただしい中、ヒロくんが爽やかに言ってくれたんだけど。

何だか妙に、“まだ”が強調されてるような気がしてならないんだけど。

「そうだよ、龍兄。俺達は“まだ”付き合ってないよ」

クールに答えた健くん。

ホッ……。

一息つくと。

「ただ、俺が好きなだけ」