紫陽花の短編集物語#1

第1話 片思いしても意味、ないのに・・・

教室に手
海「あ、陸くん!」
陸、海に気づき、振り向く。
陸「あ、何? 海ちゃん!」
海「これ、先生が」
海、陸にノートを渡す。
海「じゃあ!」
海、陸の方を向く。
陸「海ちゃん! ありがとう、(ノートを見せながら)これ!」
海「あ、いえ。では」
海(今日も、喋れた! 嬉しかったな~)

語り≪海は陸に片思いしているのでした。先に結末を言うと、それは、決して叶わない恋、だったのでした・・・≫

海「陸くん!」
海、陸の前に来て、喋る。
陸「何?」
海、手にスマホを持っている。
海「あのさ・・・。えっと・・・」
陸、スマホを持っていることに気づき。
陸「ライン、交換する?」
海「え⁉ いいの?」
陸「うん。いいよ? 何で?」
海「あ、ううん。別に。何でも、ない」
海(好きな人とライン、交換できるなんて・・・)
海、陸、ラインを交換する。
海、陸のスマホが見えた。
海「それ、誰?」
それは、女の人の後ろ姿だった。でも、光で、あまり見えなかったのだ。
陸「彼女」
海(え⁉)
【好きになった人には、彼女がいました。 続く】


第2話 彼女がいる人に恋、しても・・・

海「それ、誰?」
それは、女の人の後ろ姿だった。でも、光で、あまり見えなかったのだ。
陸「彼女」
海(え⁉)

語り≪そうです。陸には何と、彼女がいたのでした・・・≫

自分の部屋にて
海(これは、叶わぬ恋なんだ・・・。きっと、陸くんの彼女にも迷惑がかかる。だから、もう、諦めよう・・・)

町中にて
陸、泉と手を繋ぐ。
泉、あきれた様子で。
泉「また~? 今日、何回目?」
陸「何回でもいいの! オレの彼女、でしょ?」
泉「うん! いいよ! 幸せだもん!」
陸、そんな泉を見て。
陸「可愛い~」

語り≪この彼女は一体、何者⁉ 次回、最終話で全てが分かるので、お楽しみに!≫

【好きになった人には、彼女がいました。 続く】













最終話 好きな人の彼女は私の、〇〇だった・・・

廊下にて
陸「海ちゃん!」
海「陸くん・・・」
陸、海に近づいてくる。
海「どうしたの? 陸くん、」
陸「あ、あのさ・・・」
泉、遠くにいた陸に気づき。
泉「陸~!」
泉、走って近づいてくる。
陸「泉、走ったらダメだよ??」
泉「は~い!」
海(え? 何で? 何で二人が・・・)
陸「あ、えっと・・・」
泉「あ、海には言ってなかったね。ごめん。実は私、陸の彼女なの」
海(え? 泉が? どうして? だって、泉、私の・・・)
泉「(陸に)あ、海は私の親友なの!」
陸「え! あ、そうなの? それは良かったね。これからも、泉をよろしくね、海ちゃん」
海「え、あ、はい・・・」

語り≪何と、陸の彼女は海の親友・泉なのでした・・・。海の恋は叶わぬ恋、だったのです・・・≫

【好きになった人には、彼女がいました。 完結】