「本当だよ、私霊感があるんだって」肝試しにとやってきた裏山で、友達が私にそんな事を言ってきた。「嘘つかなくていいよ」「嘘じゃないから!証明してあげる!」そう言って友達が頭に指をあてて集中し始める。少しして勢いよくその顔が上げられた。「あんたの背中に男の霊がついてる…スゴく憎まれてる…」「そんなワケないじゃん」私は笑った。どうやらもう一人分、穴を掘らないといけないらしい。私はカバンの中に手を入れた。