台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―




「ガールズ・ト――――ク!」

20:00。

パジャマを着た女子メンバーがリビングのソファを囲む。

彩加の弾けるような声が、間接照明でムーディになった空間を明るくした。


「同室の美玲とはよく喋るけどさ、
こうやって女子全員で話すのってなんか新鮮じゃない!?」

「ですねぇ。今日でちょっとでも仲良くなれたら嬉しいですっ」


彩加の隣で、ひよりはふわふわと嬉しそうに笑う。


「ひよりちゃんのパジャマかわいい。くまさん好きなの?」

「そうなんです〜。くまグッズ集めがちで。
美玲ちゃんは大人っぽいですね。なんか、見ててドキドキします……!」

「はいはい、2人とも可愛い。最高」


彩加が両サイドにいる美玲とひよりの肩を抱いて、親指を立てる。

「でた、イケメン彩加!」

美玲がちょっと前のめりになりながら、柔らかい声でそんなことを言う。

和気藹々と笑いが咲いて、弾む会話が止まらない。


3人と少し距離を空けて座る私は――

「……」

退屈そうに自分のネイルを眺めている。