ジャリ、とボロボロのアスファルトに靴底が擦れる。
後ろに組んだ手を握って、思い切って爽真の方を向いて小悪魔っぽく微笑んだ。
「爽真くん。相性一致チャレンジしよっか」
「は?」
面食らった爽真も、思わずこっちを向く。
この意図、わかってないな。
なんて思うと内心笑えて、心にちょっぴり余裕ができた。
「第一問。好きなのは、コーヒー?紅茶?」
勢いに巻き込むように、強制的にゲームを始める。
笑顔を貼り付けたままじっと爽真を見つめる私に、爽真が諦めたように息を吐いた。
「コーヒー」
「ざーんねん♡不一致。瑠奈はね、紅茶派なの」
爽真の語尾に被せて、台詞とは裏腹に明るい声。
「第二問。得意なのは、朝?夜?」
「……夜」
「瑠奈は朝。夜更かしするとたまーに、いきなり電池切れちゃうんだぁ」
「第三問。犬派?猫派?」
「……。……猫」
「あー残念。瑠奈は犬派ぁ」
前を見ながら無邪気に楽しそうな演技をする私を、爽真はずっと見つめている。
表情はないのに、どこか警戒しているような、戸惑っているような、そんな顔で。
爽真にはわかっちゃったかな。
最初の二問は、不一致になるってわかってて投げかけたってこと。
後ろに組んだ手を握って、思い切って爽真の方を向いて小悪魔っぽく微笑んだ。
「爽真くん。相性一致チャレンジしよっか」
「は?」
面食らった爽真も、思わずこっちを向く。
この意図、わかってないな。
なんて思うと内心笑えて、心にちょっぴり余裕ができた。
「第一問。好きなのは、コーヒー?紅茶?」
勢いに巻き込むように、強制的にゲームを始める。
笑顔を貼り付けたままじっと爽真を見つめる私に、爽真が諦めたように息を吐いた。
「コーヒー」
「ざーんねん♡不一致。瑠奈はね、紅茶派なの」
爽真の語尾に被せて、台詞とは裏腹に明るい声。
「第二問。得意なのは、朝?夜?」
「……夜」
「瑠奈は朝。夜更かしするとたまーに、いきなり電池切れちゃうんだぁ」
「第三問。犬派?猫派?」
「……。……猫」
「あー残念。瑠奈は犬派ぁ」
前を見ながら無邪気に楽しそうな演技をする私を、爽真はずっと見つめている。
表情はないのに、どこか警戒しているような、戸惑っているような、そんな顔で。
爽真にはわかっちゃったかな。
最初の二問は、不一致になるってわかってて投げかけたってこと。



