溶け出したアイスの雫がぽたりと足元に落ちる。
がっくり。力が抜けた。
なんか馬鹿らしくなってきて、ヤケクソみたいな気持ちになった。
「そうなの。私、裏表激しいの。はっはー」
乾いた笑いと共に、やれやれと首を動かす。
今更この人に取り繕っても意味ないし。
だったらもう、ひらきなおってやろうじゃないの。
爽真を見れば、ぽかんとしてる。
無機質な印象は今はなくて、初めて同級生だと思えた。
「……自覚あんのかよ」
「自覚してやってんの」
食い気味の即答に、爽真が黙る。
その顔もわかりやすく複雑そうで、クッと自嘲した笑いが漏れた。
「ま。とにかく、昨日のことはこれでチャラってことで。
今後も好き勝手させてもらうけど、その辺よろしくー」
ほぼ溶けてるアイスをパッケージ袋に突っ込んで、会話を切り上げる。
ロケ車に戻ろうと一歩踏み出しかけた時、爽真の声が引き留めた。



