台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


「正直、アンタに言われたことは今でもムカついてるけど!
でも、キレたことは良くなかったと思ってるから」

きまり悪くて眉が寄る。
唇がまごついて、その分トーンダウンした。


「……だから、ごめん、なさい」


素の私で謝ったのは、私なりの誠意。

感情的にブチギレといて、“瑠奈”で謝るのは違うと思ったから。


けど、カッコつかなくて眉を寄せる。
そんな私を見た爽真の顔に、はっきりとした驚きが表れた。

「……昨日から思ってたけど、」

いつも単調な爽真の声色に、ちょっとだけ抑揚が乗ってる。
何を言われるのかと身構えた。


「裏表激しすぎじゃね?」



…………。そこ?