台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


うんうん唸っている横顔を、爽真はじっと眺めている。

その光景を噛み締めるみたいに目を細めて、ほんの一歩だけ距離を詰めてきた。

「瑠奈は?眠くない?
睡眠時間、そんなとれてないだろ」

温い指が、そっと私の目元を撫でる。

ちょっと緊張して隣を見ると、爽真が優しい顔で笑っていた。

ドキンと静かに、甘い胸の音が落ちる。


(あ。幸せだ)


って、思ってしまった。