23:55。
とっくに寝入っているひよりの寝息を確認した私は、そっと布団の中から抜け出す。
その顔は、わかりやすく仏頂面。
今朝の件で溜まりに溜まった鬱憤を、喉元までしっかりスタンバイさせている。
絶対文句言ってやる。開口一番に言ってやる。
音を立てないようにしていても、階段を降りる足取りは荒い。
まず、「料理できるとか聞いてない!」でしょ。
それから、「しれっとした顔でみんなに告げ口するのやめて!」でしょ。
あとは、あとは――……
階段を降り切って、ソファの方面に体の向きを変える。
薄暗がりの中、そこにもう人影が見えて、いきり立って口を開きかけた。
「爽――」
「あ。来たね、瑠奈ちゃん」
目の前に飛び込んできた光景に、びっくり。
リビングの中央には、不機嫌丸出しの爽真と――
ご機嫌そうな紫苑が立っていた。
とっくに寝入っているひよりの寝息を確認した私は、そっと布団の中から抜け出す。
その顔は、わかりやすく仏頂面。
今朝の件で溜まりに溜まった鬱憤を、喉元までしっかりスタンバイさせている。
絶対文句言ってやる。開口一番に言ってやる。
音を立てないようにしていても、階段を降りる足取りは荒い。
まず、「料理できるとか聞いてない!」でしょ。
それから、「しれっとした顔でみんなに告げ口するのやめて!」でしょ。
あとは、あとは――……
階段を降り切って、ソファの方面に体の向きを変える。
薄暗がりの中、そこにもう人影が見えて、いきり立って口を開きかけた。
「爽――」
「あ。来たね、瑠奈ちゃん」
目の前に飛び込んできた光景に、びっくり。
リビングの中央には、不機嫌丸出しの爽真と――
ご機嫌そうな紫苑が立っていた。



