台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


――同時刻


「おお――!?マジ!?受かったんだけど!!」


アイス片手にスマホいじりをしていた陸が、部活仲間に囲まれた中心で大声を上げた。

「は?マジ?なんで俺が落ちて付き添いのお前が受かるんだよ!」

「まぁ、陸って顔だけはいいからなー」
「バカだけど」
「アホだけど」

「なんだとー!?」

無遠慮に小突いてくる友達たちにやり返して、けらけらと陸は無邪気に笑う。

「ぜってー彼女作って帰ってくるから、見とけよ!?」

「ハイハイ」
「言うだけはタダだからね〜」


夕日に染まる、キラキラした青春の帰り道。