台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


爽真の目つきが鋭くなって、今にも特攻しそうになっている。

その反応を見た紫苑が、満足そうに笑みを深めた。


「――さて。今日はもう寝ようかな。
0時半にアラームかけて起きたんだけど……もうちょっと早い方が良かったね」


楽しそうなのに、目が笑ってない。
完全にターゲットをロックオンしてる目だ。


でも、0時半……
よかった、ならやりとりは聞かれてないってことだ。


爽真は紫苑が寝入ったのを確認してから来てるみたいだし。
この発言に嘘はなさそうだ。


「……今日、“は”?」


紫苑の発言に引っかかった爽真が、怪訝そうに聞き返す。
紫苑は相変わらず、余裕綽々の笑顔だった。


「当然、明日も来るよ。
爽真だけ瑠奈ちゃんと密会してるなんて、ズルいもんね」